相談:ローンを組む |
相談:ローンを組む/ 新聞の相談欄に、時々、賃貸住宅から一戸建てに移りたい。どのくらいの家が購入できるか、などの相談を見かけます。 あなたが、知人から相談を受けたら、どうしますか。 細かなことは別にして、ある程度のことは相談に応じることができます。 一緒に考えてみましょう。 相談1. 現在、毎月8万円の家賃の賃貸住宅に住んでいます。 将来、中古でもよいので、一戸建ての家に移りたい。 どのくらいの家が購入できるでしょうか。 条件 ローンの返済期間と金利により、大きく影響を受けます。 1) 仮に、30年返済で、金利は3.5%とします。 毎月の返済額が、元利均等返済で8万円とすると、年間に96万円が返済に回せますので、 1765万円のローンが組めます。 しかし、固定資産税やその他の経費が必要になりますので、その費用を年間20万円と見積れば 返済に回せる資金は、年間76万円になります。 年間の返済額が76万円とすると、1397万円、ほぼ1400万円のローンを組むことができます。 もし、購入の際に、税金や登記などの諸経費を除き、頭金が手元資金として準備できれば、その 分を上乗せした価格の家を購入することができます。 2) 35年返済で、金利が3.3%だとすると、 1564万円のローンを組むことができます。 このような計算は、なにも専門家でなくても、簡単にできます。 私たちには、ポケコンが使えます。 いまやポケコンは、工業高校ぐらいしか使っていないかもしれませんが、まだまだ、その価値は衰えていません。 相談2. 預貯金が1900万円あります。いくらの家が購入できるでしょうか。 毎月の返済資金は7万円です。 条件 元利均等の35年返済、金利は3.5%とします。 1) 年間84万円の返済で、1680万円のローンを組むことができます。 現在の預貯金1900万円をすべて購入資金に充てると、諸経費を含めて3500万円の家が購入 することができます。 ポケコンでは、データを変えていろいろなシミュレーションが簡単にできます。 相談3. 新事業展開のため、3000万円を借り入れたいと思います。 返済は、どのくらいになりますか。 条件 10年の元利均等返済で、金利は3.5%とします。 1) 年間の元利均等返済額は361万円になります。毎月約30万円です。 返済資金には、2倍の利益が必要です。それだけのキャッシュフローを稼ぎ出す事業でなければ なりません。 ポケコンプログラムで計算させました。 なんとかなる、と安易な考え方で借入れするのは禁物です。命取りになりかねません。 ローンを組まれるときにはご相談ください。お手伝いできることがあるかもしれません。 |