かもめ80号「CF分析した銘柄の株価推移」

過去にキャッシュフロー分析した銘柄の株価、その後　　　　　2005.9.25 ８月３日、日経平均株価が 12,000円台まで上昇しました。そして９月２０日には、あっさり 13,000円を突き抜け４年ぶりに、13,000円台に回復しました。長期的に見て、上昇トレンドに入ったと見ています。企業業績は、リストラの効果もあり、過去最高になっています。過去最高ということは、バブル時期よりも、業績がよいということです。しかし株価はバブル期よりもかなり低い状態です。これまで、株価が押さえられていました。一方で、ガイジン投資家が、買い続けているようです。個人金融資産の余剰資金が、先物取引の資金が、日本の株式市場に流れ込んでくると見られています。等々の理由から、株価上昇のトレンドに入ったのではないか、と見られます。もちろん、上がれば、下がる。下がれば、あがる。これまで、低位株を中心に、キュッシュフロー分析を掲載してきました。関西かもめ75号(H16.7.1発行)で、株価 200円前後の 8銘柄、関西かもめ77号(H17.1.1発行)で、株価 150円前後の 6銘柄、関西かもめ78号(H17.4.1発行)で、株価 150円前後の 3銘柄、その後、株価がどうなっているか見てみました。直近の平成17年9月22日の終値は、下記のようになっています。
	かもめ75号 H16.6.1株価	かもめ77号 H16.12.1株価	かもめ78号 H17.2.1株価	かもめ80号 H17.8.1株価	その後 H17.9.22株価
1884 日本道路	197	210	236	267	277
2108 日本甜菜製糖	188	215	253	255	268
3106 クラボウ	190	226	258	294	309
5142 アキレス	203	174	201	216	220
5352 黒崎播磨	184	307	303	347	446
6316 丸山製作所	179	430	624	544	537
9312 ケイヒン	195	205	227	351	376
9351 東洋埠頭	189	197	231	262	276
1821 三井住友建設		108	116	80	816
4208 宇部興産		168	186	258	274
5405 住友金属工業		137	157	207	337
5406 神戸製鋼所		155	164	237	308
5631 日本製鋼所		153	199	338	409
7021 川崎重工業		155	171	226	258
3103 ユニチカ			129	148	174
3104 富士紡績			138	140	178
3107 ダイワボウ			166	183	201
5401 新日本製鐵				288	366
6501 日立製作所				687	701
6502 東芝				435	479
7011 三菱重工業				282	374
7013 石川島播磨重工業				172	192
三井住友建設を除いて、値上がりしています。 (注)三井住友建設は、H17.9.3減資により１０株を１株に併合しているため、株価が１０倍になっています。今号掲載の５銘柄は、低位株ではなく、資産株として見てみました。ガイジン投資家が買いそうな銘柄です。私は、株投資の知識はまったくありません。もちろんチャートも読めませんし、罫線を引くこともできません。しかしキャッシュフロー分析を行い、企業経営の方向性は読めます。１年前に、株投資を始め、上記銘柄の中から５銘柄を取得し、現在の株は、ほぼ２倍になっています。何事も行動、実務に活かすことが大切です。ただお断りしておきますが、キャッシュフロー分析した銘柄を推奨しているものでは決してありません。くれぐれも誤解のないように、投資の際は、自己責任においてお願いいたします。