| キャッシュフロー分析 |
| キャッシュフロー分析 島 武三 H19.6.16 ２月末の暴落以来、乱高下を繰り返し、一時 18,000円代をつけたものの伸び悩んでいます。 「お金の聖書」の著者：ザビエルさんによると、株価が上がって、下がるプロセスは、 ①頭のいい、個人投資家が買う ②外国人投資家が買う ③機関投資家やデイトレーダーが買う ④頭の悪い、個人投資家が買う ⑤株価がピークになる ⑥頭のいい、個人投資家が売る ⑦外国人投資家が売る ⑧機関投資家やデイトレーダーが売る ⑨頭の悪い、個人投資家が持ち続ける といっています。 中国の株式市場は、一日に20万人から30万人が口座開設に証券会社を訪れているそうです。 中国の株式売買を決済する中国証券登記決算公司は、中国の証券口座数が１億を突破したと発表しています。 このうち 99.57％は個人名義とのことです。 ザビエルさんに言わせれば、「④頭の悪い、個人投資家」が参入してきている状況です。 ⑥頭のいい個人投資家、⑦外国人投資家、⑧機関投資家等は「売る時期」を待っています。 バブルはいずれ崩壊します。注意が必要です。 今号のキャッシュフロー分析は、㈱エス・サイエンス、フリージア・アクロス㈱を取り上げました。 超安い株の銘柄です。H17.6.15終値、エス・サイエンスは 21円、フリージア・アクロスは 40円。 投資をすすめているものではありません。 安い株は、安い株の理由があります。 東洋経済新報社発行の会社四季報によれば、 ㈱エス・サイエンス 【特色】ニッケルの老舗だが、学習塾、不動産売買・仲介が主力に。東理ホールディングスと株式持ち合い。 【上向くか】ニッケルは価格、販売とも高水準。前期赤字の教育事業は人員削減等の合理化効果表れる。 不動産大型物件がずれ込んで貢献すれば、営業黒字転換も可能か。 【猶予期間】教育事業の吸収合併が上場廃止基準に抵触。会社側説明の解除条件は、毎期経常利益、税前利益とも４億円以上の確保。前期業績が条件未達で、今期中の合併に関する審査申請は断念。期限は来期末。 フリージア・マクロス㈱ 【特色】谷藤機械が前身。押出機が主力。株主(当社出資はゼロ)のログハウス会社が売上高加算。 【好転】土木試験器なお低調。プラスチック押出機も原油高で需要伸び悩み。が、ログハウスが着実伸長。 ＡＴＭ機器筐体製造好調で営業益横ばい。新規持ち分対象のピコイの利益が上乗せ。控除される 少数株主利益多いグループ構造だが、純益好転。 H19.6.24追 日経平均株価が７年１カ月ぶりに高値（18,240.30円）をつけました。 6月22日の終値は、18,188.63円でした。 |