庭園めぐり１３（仙洞御所）

京都には、名園・庭園がたくさんあります。
休日には、あちこちの名園・庭園をめぐっています。
シリーズでご紹介していきたいと思います。

仙洞御所は、皇位を退かれた天皇（上皇、院）の御所です。
現在の場所には、寛永６年(1629)、明正天皇に譲位した後水尾上皇の御所として、翌７年に造営されたのが最初です。しかし、幾度かの火災で焼失して建物はありません。
現在は、建物のあった東側に広々とした庭園が残されています。
仙洞御所の庭園は、二つの大きな池が中心になっていますが、御所の造営のなどの都度に改変され、後水尾上皇のために造営（小堀遠州）された当初の姿は留めていません。
しかし、桂離宮や修学院離宮と深い関わりを持ち、１７世紀前半から相前後して完成した宮廷の庭園で、宮廷文化を伝える文化遺産です。
宮内庁の管理で、参観には、宮内庁への申し込みが必要です。　　　　　　　H13.7.19